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温泉の話題 [美容・健康]

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(1)レジオネラ症

  2002年に宮崎県の温泉施設で発生したレジオネラ症の集団感染は、

死亡者7人、被害対象者1300人という事故となりました。

レジオネラ症の原因となるレジオネラ属菌は本来、土壌や河川、湖沼などに生息しています。

レジオネラ属菌は浴槽の水や冷却塔など20℃~50℃の循環利用する水環境で繁殖しやすく、

36℃前後が最も成長に適しているので、循環式の浴槽水は要注意です。

現在、レジオネラ症対策は、法令や衛生管理マニュアルにより実施されています。

(2)「かけ流し」か「循環式」か

 「乳白色に名門湯に入浴剤」という騒ぎに始まって、

改めて温泉がいろんな面から注目されています。

私たちが抱く温泉のイメージは、「絶えず湯が湯船からあふれ出ている」ものですが、

実態は異なるようです。

「源泉かけ流し」とは、源泉の湯だけで浴槽を満たし、

湯があふれ出て使い捨てる方式です。

一方、「循環式」は湯を回収・ろ過し、

再利用するもので殺菌が不可欠で塩素消毒されているケースが多い。

すでに約7割の入浴施設が「循環式」と推定されています。

 現行の温泉法では、源泉への加水の有無、

浴槽の湯を繰り返し使う「循環ろ過」について、

特に定めはありません。

また、話題となった源泉に入浴剤を加えても法律上は問題ないのです。

  経営者は、利用者に温泉の正確な情報を提供する義務があります。

社団法人「日本温泉協会」では、昨年から「かけ流し」か「循環式」、

加水の有無などの5項目を3段階で評価する看板を表示するようにしています。

しかし、これは全施設の1%にも過ぎません。

今後、法令の改正により温泉の表示を義務付けて

情報を提供していくシステムが必要でしょう。



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